本日、『2019年度版 中国共産党政府による全能神教会迫害に関する年次報告書』を公表

 本日(2020年3月2日)、全能神教会は2019年度版中国共産党政府による迫害に関する年次報告書を公表致します。全能神教会は過去一年間で残忍で非人道的な迫害を受け、少なくとも6,132人同教会のキリスト教徒が逮捕され、1,355人が刑罰を受け、迫害のために信者が死亡したという十分な証拠書類がある事例は19件あります。

 当報告書は中国共産党政府により迫害を受けた三万余の全能神教会キリスト教徒の実例、及び中共による宗教信仰迫害に関する公的に発表された文書により作成しました。全ての中国による宗教弾圧や人権状況に関心をお持ちの活動者や組織に切実な数値と証拠を提供いたします。

 新興キリスト教会、全能神教会(CAG)は1991年の設立以来、中国共産党政府による熾烈な抑圧と厳しい迫害に耐えてきました。2019年、中国共産党は同教会を迫害する取り組みを引き続き強化しています。不完全な統計によると、2019年にはただ全能神への信仰、または集会への参加や福音の伝道といった、通常の教会活動の従事を理由に、全能神教会の32,815人のキリスト教徒が当局による直接の迫害を受けました。同年に逮捕された6,132人のうち、3,824人がさまざまな拷問や強制的な洗脳を受けました。この年、迫害の結果信者が死亡したという十分な証拠書類がある事例は19件あります。キリスト教徒への逮捕迫害は全て極秘行動で、中共により情報が酷く統制されているのため、以上の数字は昨年中、中国共産党の犠牲になった同教会のキリスト教徒のほんの一部を表しているのにすぎません。

全能神教会提供

     当報告書ではまた中共による全能神教会への七つの迫害特徴をあげられ、中ではハイテク監視方法を用いて全能神教会のキリスト教徒を普遍的に逮捕しています。山東省では、監視システムのスカイネットとシャープ・アイズによって信者が的を絞られ数ヵ月間追跡されたあと、100回近くの逮捕作戦が発動された。これらの作戦で924人の信者が逮捕され、同省の年間逮捕者数1,438人の 64.3%を占めました。

 2019年に処罰された全能神教会のキリスト教徒数は急激に増加し、不完全な統計によると現在1,355人が刑罰を受け、2018年に一般に知られていた633件の有罪判決と比較すると、この数字は114%の増加を示しています。そのうち、64人が7年以上、3人が12年の重刑に処せられました。投獄された全能神教会のキリスト教徒は、一般的に長時間の拷問、強制的な洗脳と改心を強いられ、1日に12~20時間、無報酬で過酷な奴隷労働に従事させられ、多くの人に怪我や障害をもたらしました。拘留中少なくとも5人が残忍な拷問に耐えつづけて亡くなり、診察する権利を奪われ死亡しました。

  2019年、中国共産党は民主国家の政府に圧力をかけつづけ、共産主義のシンパや反宗教主義者を利用して海外で偽の抗議行動行い、そのすべてが同教会のキリスト教徒を全員中国に送還させるための試みなのであります。中国大陸では同教会の約四百万人ものキリスト教徒にとって、信仰を実践する権利や単に生きる権利を行使する環境は悪化しています。大勢の国際人権団体や難民支援機構は中国共産党の全能神教会への迫害について非難の声をあげ、同教会に難民認定をするよう各国の政府機関へ呼びかけています。

2019年7月15日、全能神教会のキリスト教徒、鄒徳美(ゾウ・デメイ)(右側)は閣僚会合のサイドイベントで発言をした。

 アメリカへ脱出した全能神教会の鄒徳美は中国で四つの省の元リーダーでありました。彼女はこのように語りました。「現在、海外へ逃れた全能神教会のキリスト教徒は5000人を超えています。私たちに難民認定をしてくれた政府には心から感謝しています。だが、一部の国では中国共産党による圧力でデマをでっちあげて拡散し、また、現地が政治的に難民を排斥しているため、私たちの申請は拒絶されました。」

 彼女はまた「余儀なく中国へ戻された兄弟姉妹は直ちに逮捕と重い処罰を受け、今も行方不明で生死も定かでない人もいます。そのため、全ての民主国家に私たちを難民として受け入れ、公に習近平政府が全能神教会や全ての宗教への迫害に対して非難して頂きたいです」と話しました。

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     詳しくは全能神教会のホームページへ。

     https://jp.godfootsteps.org/news.html