中国共産党が全能神教会のキリスト教徒通報に多額の報奨金ーーケース2

 

張豔玲(1968年生まれ、女性)は、山東省済寧市に住む全能神教会のキリスト教徒である。2018年6月、中国共産党は、教会の書籍管理人としての役割を理由に張の70代の母親を逮捕し、懲役4年の刑を言い渡した。数日後、張豔玲逮捕に失敗した中国共産党は、張の息子と80代の義母を逮捕した。2019年9月4日、泗水県公安局は、張の逮捕につながる情報に5,000〜10,000人民元(約725〜1,450US$)の報奨金を出すと発表した。また、斉魯TVと斉魯晩報でも告知し、WeChat(微信)では情報を報告するためのグループも立ち上げた。すべては、張豔玲の目撃情報を警察に通報するよう国民を煽ることが目的だった。張は現在もなお、逃亡を余儀なくされている。刑務所にいる母親を訪ねることもできず、家に帰って義母の世話することができず、さらに、息子と再会することもできない。これらすべてが、彼女に計り知れない苦しみと困難を与えた。

出典:全能神教会