中国共産党が全能神教会のキリスト教徒通報に多額の報奨金ーーケース1

 

徐慶霞と夫の丁仁新(ともに1975年生まれ)は、山東省棗荘市山亭区馮卯鎮に住む全能神教会のキリスト教徒である。2014年、中国共産党がマクドナルド殺人事件をでっち上げて全能神教会を告発し、大衆にキリスト教徒の密告を促すと、何者かが信仰を理由に2人を警察に通報。これを受け、2人は家を出て、逃亡した。5年の間に、村の幹部は徐の両親を何度も訪れ、2人の居場所を尋ねた。中国共産党の警察は、すでに逮捕したキリスト教徒に彼らの写真を見せ、夫婦が誰であるかを尋ねた。警察はまた、徐と夫が、重要犯罪者のウェブサイトで指名手配されていると言い、2人が子を見捨て、両親の世話を拒否したと中傷した。2019年4月、丁仁新は突然の脳出血により左半身が麻痺した。11月26日、治療のために危険を冒して病院に行くと、中国共産党が設置した高解像度カメラの顔認識で発見され、逮捕、勾留された。12月17日、棗荘市公安局山亭分局は、徐慶霞逮捕のために、10,000人民元(約1,450US$)の報奨金を出すことをオンラインで発表した。徐は、自分と夫が神の信仰のためだけに何年もの間指名手配されてきたこと、家庭が引き裂かれたこと、膀胱と腸が不自由な夫が逮捕されたこと、そしてその後夫について何も便りがないことを考えると、胸がナイフが突き刺されたように痛むのだった。

出典:全能神教会