中国共産党が全能神教会のキリスト教徒通報に多額の報奨金ーーケース3

 

 

崔惠惠

崔惠惠(1985年生まれ、女性)は、山東省聊城市の住人で、2003年に全能神教会に入信した。同年、崔惠惠は、福音を広めたことを理由に、わずか18歳で中国共産党に逮捕され、拷問を受けた。警察は崔の左のつま先を地面に踏みつけ、また、彼女と男性の囚人何人かを見せしめとして市中を歩かせた。崔は85日間拘束された後、釈放された。2013年、彼女は福音を広めたことを理由に、再び半月間勾留された。釈放後、村の党書記は警察官を崔の家に連れて行き、定期的に警察署に報告し、信仰を放棄することを命じた。崔は家を出て逃亡生活を強いられた。2013年11月、崔の父親が神の信仰を理由に中国共産党に逮捕され、懲役3年半の刑を言い渡された。2019年6月、崔の妹は、神の信仰を理由に中国共産党に逮捕された。彼女は今もなお拘束中である。2019年8月20日、聊城市茌平県公安局は、局のWeChat(微信)アカウントで数人の指名手配者の逮捕につながる情報を提供した者に報奨金を出す旨の通知を掲載した。報奨金は総額200,000人民元(約29,000US$)で、40人の被疑者に対して令状が発行された。崔惠惠もそのうちの1人である。中国共産党の迫害によって、キリスト教徒の一家が引き裂かれ、家に戻ることができなくなった。