中国共産党が全能神教会のキリスト教徒通報に多額の報奨金ーーケース4

 

孫連虎氏
張玉春氏

孫連虎(1967年生まれ、男性)と妻の張玉春(1966年生まれ)は、山東省聊城市に住む全能神教会のキリスト教徒である。2013年、孫連虎の夫婦は、悪意のある人物によって信仰を理由に警察に通報された。この通報は、報告は茌平県公安局によって記録された。2014年6月4日、聊城市茌平県公安局と博平鎮派出所の警察官3人が孫の自宅に突入した。3人は福音を広めるために使われた信仰関連の資料やパンフレットをいくつか押収したが、2人を逮捕することはできなかった。この事件の後、警察は追跡を始め、夫婦は自宅からの逃亡を余儀なくされた。その後、中国共産党の警察は繰り返し孫の両親を訪ねては、尋問と嫌がらせを繰り返し、家宅捜索した。現地の公安局は、孫連虎との妻の逮捕令状を出し、2人の医療保険を取り消した。逃亡中、夫婦は息子と接触することができず、まして、帰宅して高齢で病気の両親の面倒を見ることもできなかった。これによって2人は深く苦しんだ。2019年8月20日、茌平県公安局は、孫連虎と妻の逮捕につながる情報に4,000人民元(約580US$)の報奨金を出すことをオンラインで公表し、2人の居場所を警察に通報させるよう市民を煽った。孫と妻は、今も自宅に戻ることができない。

出典:全能神教会