中国共産党が全能神教会のキリスト教徒から生きる権利を剥奪ーーケース7

李素連(1963年生まれ、女性)は、河南省商丘市虞城県万鼎広場家属院の12階に住んでいた。2000年に全能神教会に入信した。2019年5月上旬、李は伝道を理由に警察に通報された。警察官は、李の信仰について情報を集めるため、李の写真を持って彼女が住む地域を周った。5月7日、李素連は自宅で、河南省永城市馬橋鎮派出所の警官に囲まれた。中国共産党による逮捕と残虐な拷問から逃れるため、大胆にも12階の窓から脱出しようとした李だが、不幸にも3階のバルコニーにぶつかり死亡した。この悲劇により精神的に打ちのめされ、憤りに満ちていた李の家族は、彼女の死について、公正な裁きを求めようとした。この事件に関わった警察署は、事件が問題になり、市民の怒りを招くことを恐れて、捜査対象の場所と人物が誤っていたと責任を否認した。警察は葬儀費用として家族に補償した額は、約60,000人民元(約8,700US$)にすぎなかった。家族は、法的手段もなく取り残された。

出典:全能神教会