中国共産党が全能神教会のキリスト教徒から生きる権利を剥奪——ケース2

 

劉君(リュウ・ジュイン)、男性、1998年生まれ。江西省に居住していた。全能神教会には2015年に入信した。2018年7月のある日、教会の集会に参加している最中に、地元の国保大隊の警官に逮捕された。警察は劉が腎臓病にかかっているのを知りながら尋問と脅迫を行い、病状を悪化させた。すると警察は拘留中に死なれて責任を負わされるのを恐れて、裁判を待つあいだの保釈を許可した。その後も警察に繰り返し呼び出されたせいで、劉は毎日恐怖を覚えながら生きることになり、病状を回復させることはなかった。2019年4月、警察は劉の深刻な病状を無視して、彼を再び逮捕し拘留した。この拘留中に劉は全身にむくみが出て呼吸困難になった。警察はそうした健康状態の悪化に気づいてはいたが、釈放しようとはしなかった。そのため彼の健康は急速に悪化し、尿毒症の発症から心臓病を併発するにいたった。警察はそのときになってようやく、裁判を待つあいだの保釈を許可した。治療が手遅れになったために、劉君は同年8月10日に21歳の若さで亡くなった。

出典:全能神教会